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18年ぶり メダカの里帰り ! [メダカ]

IMG_7892.JPG
'14/08/18 11:14 撮影
野性化されて、18年目のメダカの生息する、
北山公園湖の全景です。



1996年9月28日、メダカ同好の士20名ほどで、
友部を流れて、涸沼川南川又橋の付け根で合流する、
枝折川で採集した数匹の種メダカを元に、
3年ほど掛けて、増殖して、1000匹近く、
放流して、18年。
笠間市商工観光課の方の、特別の計いで、
本日、’14年8月19日((火))、
そのメダカ14匹ほど、里帰りをさせる事が出来ました。

放流時、家畜化されたメダカは、その動きは、とても鈍重でした。
それから、野性化されて、18年。
その動きは、余りにも素早く、流石の私も、
30匹ほど、容易く捕獲出来ると、踏んでいたのですが、
15匹程、捕獲するのが、精一杯でした。

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'14/08/03 12:14 撮影
動かないと、土の色に同化して、見分けにくい、
野性化されたメダカ。



IMG_7117.JPG
'14/08/03 12:13 撮影
無数に、メダカの影が、泳いでいます。



野生の蒙古野馬が、ゴビ砂漠で、一旦絶滅しと云われておりました。
それを、世界各地の動物園で、飼われていた、蒙古野馬を、
再野生化するという遠大な計画が、今、
ゴビ砂漠で、試みられております。
数十頭の蒙古野馬の群れは、今では、野生を取り戻し、
その動作は、機敏で、獰猛だと言われております。

翻って、野性化されたメダカに話を戻すと、
一旦、水槽で飼われて、野生を失ったと思われていた、
枝折川の野メダカも、18年間も、野生に置かれていると、
蒙古野馬同様、野生の機敏さと、防衛本能は、
私を、てんてこ舞いさせた程です。

ミナミメダカの学名である Oryzias latipes は、
『稲の周りにいる足(ヒレ)の広い』という意味だそうです。
これからは、稲とムジナモとメダカの共存を、
我が家の水槽で、見て行きたいと思います。


IMG_7983.JPG
'14/08/19 14:29 撮影
学名の由来のごとく、稲の中の水槽で、
メダカを飼い、観察を楽しみたいと思います。

IMG_7980.JPG
'14/08/19 14:29 撮影
稲とムジナモの中を泳ぐ、
里帰りしたメダカ。



又、出来れば、18年間も、閉鎖された空間で、
生きて来たメダカの、遺伝子も、
見てみたいものです。
1年間に、2世代進むとして、単純計算して、
18年間、36世代下るという事は、
人間と比較してみると、人間の1代を30年と考えると、
30X36=1080(年)という計算になります。
西暦1,000年の我々先祖が、今に生きているのと同じくらいの、
遺伝的変化があるのではないでしょうか?

ちょっと、類推が、大胆過ぎるかも知れませんが、
考えようによっては、面白いと思います。


最後に、里帰りしたメダカの様子。
北山公園湖では、精悍で素早く、
野生そのものでしたが、観察用ボールに入れて、
良く見ると、若干栄養不足のように見えます。
湖水面積に比べて、メダカの数が多すぎる、
つまり、過密であると云えるのかも知れません。
(これは、あくまで、私見ですが!)

IMG_7978.JPG
'14/08/19 14:27 撮影
観察用ボールの中のメダカ。


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